もう明日は大晦日。昨日のTokyo No.1 Soul Setのライブの余韻に浸りつつ、大ちゃん@delaymaniaのこの企画に乗っかってみる。
あなたの5分間を私に下さい #5music 2012年版 | delaymania
とはいいつつも、どうしても選びきれなくて6曲になってしまった。
今年はじまって少しは去年の5曲をひたすら聞いていた気がする。
去年の良き頃にしがみつくかのように。多分色々あったんだよなあ。色々。
今年の初めの方は少し恋をして、あきらめて。なんてこともあったなあ。確か。
色々あきらめの多かった一年だったように思う。
Kiss & Ride(combo version)/中塚武
曲自体は去年聴いているのだが、このヴァージョンは毎月配信企画で期間限定無料配信されたもの。
オリジナルはガムのCM曲としても使われて、むしろこのあたりから私は彼のファンになったのだけど、オリジナルもさすがだし、このアレンジもものすごいいい。
中塚さんが私のtumblr本を買ってくれたってTwitterで教えてくれた時は嬉しかったなあ。
このヴァージョンの配信は終わってしまったので、下のiTunesStoreリンクはオリジナルヴァージョンが収録されているアルバム。
知らない夢/Tokyo No.1 Soul Set
5月にリリースされたTokyo No.1 Soul SetのアルバムGrinding Soundの中の一曲。
個人的には近年のソウルセットのエッセンスを凝縮した名曲であると思っている。
それまではハウスっぽかった川辺ヒロシのトラックにあまり自分自身が合わせられなくて、昔のクラシカルな感じというかもう少しソウルとかジャズっぽいものをサンプリングしたバックトラックに回帰して欲しいなあと思っていたのだけど、この曲はその思いを払拭してくれた。
三人それぞれのいいところが特に現れている楽曲だなあと思う。
■GrindingSound(iTunes Storeリンク)
いたいけな秋/斉藤和義 Feat BOSE(スチャダラパー)
このメンツを目にした時、果たして斉藤和義のギターにラップをのせることができるのか?という不安が頭をもたげたがそこはさすがのBOSE。
斉藤和義の歌でバックトラックというのは失礼かもしれないが、バックトラックとしてのギターがものすごくいい感じ。ベース、ドラムもそのよさを一層際立たせてくれる。
(好きすぎて一時期家や車で聞きまくっていたら、こどもたちがこのバックトラック部分を口ずさむようになってしまった)
この「いたいけな秋」というタイトルにも心を掴まれた。
個人的には今年の夏〜秋はわりとモヤモヤしていたのだが、そこにドンピシャではまった一曲。
■ARE YOU READY?(iTunes Storeリンク)
彼岸/GREAT3
高桑圭が脱退し、ヤンを新メンバーに迎え、約9年ぶりに活動を再開したGREAT3。
昔はロックロックしていた中にも好きな曲は何曲かあったりして時々思い出すようにしては聴いていたのだけど、今回の復活アルバムはそんなロックもありながらこの彼岸がガツンときた。
今回は直球。メロウなメロディにど真ん中の歌詞。もうこれは演歌と言っていいかもしれない。
私が死んでもし葬式を出してもらえるのであればかけて欲しい曲として
・The BeatlesのThe Long And Winding Road
・布施明のマイウェイ
があるのだが、この曲は3曲目として流してもらおうと思っている。
なお歌中の一節、「諦めずに命燃やそう」は私の今年度の流行語大賞にノミネートされている。
墾田永年私財法/レキシfeat田んぼマスター
レキシは今年になってから知って、聞き始めたアーティスト。
その名の通り歴史(日本史)を絡めたパロディソング、と思いきやなかなかどうして楽曲一曲一曲自体の完成度がものすごく高くて、下手したら涙してしまうんではないかというくらい。
好きな曲は多くて、「レキシで好きな5曲」を書きたいくらいなのだけど、ここでピックアップするのは、今月5日にリリースされたばかりの3rdアルバム「レキミ」に収録されているこの曲。
田んぼマスターはサンボマスターの山口隆。
この取り合わせを見た時にガンガンのロックで来るなあと思っていたのだが、ふたを開ければバラードロック。下手したら泣ける。
まさかこのテーマで泣ける歌を聴くとは思わずにいた。私はこの曲を「平成の、いや奈良のふたり和製We are the World」を名付けた。
のうぜんかつら/安藤裕子(トーニャ・ハーディングカバーも)
安藤裕子も遅ればせながら今年聴き始めたアーティスト。きっかけはカバーアルバム「まじめな大人のカバーシリーズ」。
その後、友人がこの曲を聴いているのをTwitterでみかけて購入。
以前お酒のCMで別バージョン(リプライズ)が使われていたそうだが、私はこっちのポップなテイストの方が断然気に入っている。
これを買って聴き始めた直後にトーニャ・ハーディングというユニットがこれをカバーしたものをYouTubeとsoundcloudにアップしていたのでこれを聴いたのだけれど、これがまたよかった。
何かいいことがあるたびに、いや、いやなことがあってもこの歌は何かと聞いている。
あなた何を見てたの?
ソーダ水越しでは
あなたが揺れちゃって
あたしは迷っちゃって
いつか一人になって
というフレーズにやられっぱなし。
■Merry Andrew(iTunes Storeリンク)
来年も揺れちゃって
いつか一人になってしまうかもしれないけど(そんなこと言われなくてもももう一人か)、来年もいい音に浸って、揺れながら進む一年にしたいなあ。
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