名指しされたら、応えないわけにはいかねえってえのが江戸っ子の性分なもんで。@OZPAくんが「好きな○○を5つ」シリーズでまさにオツなエントリーを書いていた。
@OZPA くんのこのエントリーを見て(最初、ラストの文章は読まずにいた)、「ああ、これは乗っからないと」と一気にテンションがあがった。そして改めてラストの文章でご指名を頂いてることを知り、更にテンションがあがった。思い描いていたハッシュタグまであらまあ一緒。
落語好き、そして志ん朝好き、メガネ、すうどん、割と長身、とわりと勝手に共通点が多い人間としても見逃すわけにはいかなかった。
落語は何故か志ん朝しか聴かない。今のところ彼でお腹いっぱいなのである。別に他の噺家さんを毛嫌いしているわけではない。
というわけで私の好きな落語を5つ。なお数字は順位ではない。
1.黄金餅
菜漬けの樽を棺桶代わりに、長屋勢が下谷の山崎町から麻布絶口釜無村の木蓮寺に至るまでの道程を一気に語りあげるところが聞きどころ。
小ネタブログでその道程は引用エントリーをしたことがある。
Tanakamp的Stock。, 落語「黄金餅」
そしてこの話が好きすぎて、Googleマップでルートを作ってしまったこともある。
黄金餅 – Google マップ
2.井戸の茶碗
頑固/武士道精神の塊みたいな(よく言えば清貧)二人の間に巻き込まれる屑屋清兵衛が面白い。
ここから先は@OZPAくんとかぶっているので簡単に。
3.明烏
一夜を経験した若旦那の豹変っぷりが面白い。ちなみに私は浅草の観音様の裏のお稲荷様には行ったことはない。親父の実家はもの凄く近いが。
4.大工調べ
大家に鬱憤をぶちまける棟梁とそれを真似する与太郎のくだりは、圧倒と笑いの連続。志ん朝のしゃきっとした江戸弁が大好きである。
5.芝浜
「俺、今日呑むのよしとくよ」「どして?」「また夢ンなるといけねえ」というオチが大好き。私なら呑んじゃうね。
”落語は良いものだ。多分最高のものだ。良いものは決して滅びない”
落語なんて…なんて思っているあなたも、是非ひとつ、マクラ(冒頭)の部分だけでも一度聴いてみて欲しい。もし性にあったのならマクラどころかオチまで聴いてしまっているはずだ。笑いは「隙」を作り出す。タスクや仕事やその他もろもろ、がんじがらめになっているこの状況に「隙」を。いい「隙」を見せている、そんなあなたが「スキ」です。
おあとがよろしいようで。
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