読み終わったものだけ書く。というルールを課していたら近頃なんにも書けなくなった。でも本を読まない日はない。だったら読み終かけでもなんでもいいから書けばいいじゃないかと思って書くことにする。
内容については、触れるつもりではあるけれど、触れないかもしれない。まあどっちでもいいや。とにかく、ただの背景、ただの静物でしかないとしても本の紹介を続ける。
書評系ブログ的なもの、世の中にいろいろあれど、その最高峰のひとつを千夜千冊とすることに異論のある人は、ほとんどいないと思います。
(中略)
ところが、われわれは松岡正剛ではないので、そもそもなかなか読む時間もないので、読んだものを紹介しようなんて思っていると、話題の新刊に乗り遅れたり、そもそもブログが十分にかけていないという現実があるわけです。
好きな、というか尊敬するブロガーさんたちが1000冊紹介なんてえことをされています。
書評じゃなくて紹介。結果書評になるかもしれないけどあくまで紹介。そんなスタンスなら今年読破した本の冊数が両手で数えるくらいかもしれない私でもできそうな気がして。
酒を1000種類紹介、とかでもよかったんですが、そもそも酒の味すら語れないですし、語れるようなボキャブラリーも、言葉に落としこむまでのセンスも(今のところ)は持ち合わせていないので、それじゃあ本も同じレベルじゃないかと。
唯一違うのは酒は飲むけど、本はホントに読んでないなあってところくらいでしょうか。本は積めるが酒は積めないしね。
というわけで私の1冊目はこちら。
「ポップ・ウィルス」という言葉や「現実は面白くなくてもいいが、仮説は面白くなくてはならない。」というホルヘ・ルイス・ボルヘスの引用などのまえがきでガツン!とやられ、しょっぱなの話題がBOSEとシンコ2人時代のスチャダラパーについてだったりとポップウィルス感染疑いの私にとっては心躍る内容。
この手のやつって、当然私の守備範囲外の音楽が出てくるもんだから、そのあたりの期待と不安が入り混じった冒険感もたまらない。
この本をくぐり抜けた後、私はどう変わっているんだろうか?
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