[エッセイ]野生のルンバ、心のゴミ~ゴミのない現代にワルサーP38~

Twitterで「野生のルンバ」が話題になって、Togetterでまとめられたりしている。

ルンバにもハーネスとリードをつける時代がやってきたか、なんてことを考えながらも、実はこの野生のルンバ問題は近い将来、日本社会で起こるかもしれない社会問題を提起しているのではないかと、ほんのちょっとだけ深く考えてしまった。

電力不足や高い税金による生活苦で「捨てルンバ」が増える。

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捨てルンバが野生化

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充電するために人や人家を襲い、電気を確保するルンバ出現

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一方で野生化したルンバ同士が配合、増殖を繰り返し、大繁殖。

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この事態を重く見たメーカーはルンバ駆逐機能を搭載したパトロールマシン「ゼニガタ」を開発。

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「ゼニガタ」によってほとんどの野生ルンバは捕獲されたが、稀代の大泥棒「ルンバ三世」だけはその包囲網をかいくぐり、逃げ続ける。

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ゼニガタ「いや、奴はとんでもないものを吸っていきました。あなたの心のゴミです。」

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上記セリフが「待て~ぃルンバ~」とともにその年の流行語大賞にノミネート。

みたいな展開。パトロールマシンが終盤で擬人化されてしまっているのはご愛嬌ということで。

「心のゴミ」

でも多少なりとも「心のゴミ」って必要な気がしている。なにか心やあたまにゴミがあるからこそ人は夢を見て、追い求めて、時には夢破れながら生きていくのだと思う。「心のゴミ」という表現が適切なのかどうかは分からないけれど。

そして「ゴミ」って絶対になくならない。それが「ゴミ」かどうかという定義は人それぞれ、相対的なものだから。きれいなジャイアンはなんだかつまらない。

だいぶ話が逸れてしまったけれども、結局のところ「ルンバ三世」がだいたい言いたかっただけ、というお話。

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