ブログ記事が盗用・転載されるというのは人気ブログの証である反面、やはりやりきれないものがある。
ブログ盗用の現場が熱い(怖い)!盗用されて、さらに二次盗用されて、挙句オリジナルは検索ヒットせずボロボロ…( ノД`)・・・
アフィリエイトのコードだけ変えるというのも悪質は悪質なのだけど、もっと怖いなあと思ったのは、GoogleAdsense的にNGなコンテンツを持っているサイトにAdsenseのコードもそのまま転載されて、Adsense停止をくらう可能性があるのではないかということ。
そんなリスクを防ぐために、GoogleAdsenseで「広告の表示を許可するサイト」を明示的に設定する(いわゆるホワイトリスト)というのは有効な対策の一つなので設定方法を紹介しておきたい。
「広告の表示を許可するサイト」の設定方法
1.GoogleAdsenseにログイン
2.「ホーム」→「アカウント設定」
3.「アクセスと認証」の「広告の表示を許可したサイト」→「編集」をクリック。
4.「自分のアカウントで特定のサイトの広告表示のみを許可する」にチェックを入れ、許可サイトリストにドメインを入力、保存。これで完了。
変更は48時間以内に反映される、とのこと。
当然この設定をすると、許可したドメイン以外のサイトにAdsenseコードを掲載していた場合、その広告からの収益はなくなるので、設定する際には抜け・漏れが無いよう注意が必要。
独自ドメインではない、というリスク
上記設定で不正利用を防ぐことはできる。しかし独自ドメインではないサイトの場合、それは「ある程度」防ぐことができる、ということになる。
この設定はドメイン毎の設定になるため、サブディレクトリまでは指定できない。
なのでサブドメイン設定などができないサイト(ブログ)の場合は、そのサイト(ブログ)を使っている他のユーザがあなたのAdsenseコードで広告を表示するということは依然可能だということ。
たとえば
http://hoge.tanakamp.com
というブログサービスがあって
ユーザAは
http://hoge.tanakamp.com/user1
というブログURL
ユーザBは
http://hoge.tanakamp.com/user2
というブログURL
を持っていたとする。
前述したとおり、GoogleAdsenseの広告表示許可サイト設定はドメイン単位でしかできないので、ユーザAが
hoge.tanakamp.com
という設定をしていた場合、ユーザBのブログではユーザAのAdsenseコードでの広告表示は結果許可されてしまう。
ユーザAのAdsenseコードをユーザBが不正使用し、ユーザBのブログがAdsenseポリシーに違反するようなコンテンツを掲載していた場合、ユーザAのAdsenseアカウントが停止されてしまう可能性があるということだ。
備えあれば…
コンテンツの盗用・転載は全て防ごうと思って防げるものではないし、あってはならないこと。
盗用・転載によるアクセス数の低下とかブログに対する(SEO的な)評価とか、それに付随するアフィリエイト収益の低下といった被害はもちろん被りたくないし、それに加えてAdsenseアカウントの停止なんてくらったらたまったものではない。
盗用・転載にはそんなリスクも潜んでいる、ということを踏まえると、ブログ・サイト運営者にとって今回のAdsense設定はかなり重要かもしれない。
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